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愛宕神社千日詣り

愛宕神社の千日詣りに行ってきました!
千日詣りとは、7月31日夜から8月1日早朝にかけて火伏せの神 ( ひぶせのかみ : 火災を防ぐ神様 ) として古くから厚い信仰を集めている愛宕神社へ参拝すると千日分の火伏・防火の御利益があると云われるお祭りで、正式には千日通夜祭(せんにちつうやさい)と云うそうです。
愛宕神社の歴史は古く、大宝年間(701~704)に神廟が建立されたのが始まりとのこと、
現在の嵯峨鳥居本の街並みは愛宕神社の門前町として発展したそうです。
この機会に登って、お参りするとともに千日分の御利益をいただこうと意気込んで、
メンバーの北さん、北さんと同研究室の高田くん、そして千葉で出かけてきました。

まずは一之鳥居。
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このプロジェクトで何度となく目にしているこの鳥居ですが、夜間に見るのは初めてです。
1日の午前0時前くらいにこの鳥居をくぐって、清滝トンネルのほうへ。トンネルは通行禁止なので、試峠を越えます。
この試峠は、愛宕山に登れるかどうかまず試みる峠で、古典落語『愛宕山』にも出てくるそうです。
わたしもこの峠ですでに息がきれました。。
試峠を越えて、トンネルを越えると、市バスの停留所があり、いよいよお参り、という感じです。
そして、橋をわたり、いよいよ登っていきます。道沿いには延々と電球がつるされてあり、意外と明るいです。
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夕方から登っていた人たちと続々とすれ違います。
このとき、「おのぼりやす。」と声をかけてくれます。返しにいう言葉は、「おくだりやす。」とのこと。
この先ずっと、この「おのぼりやす」「おくだりやす」を言い合いながら登っていきます。
声を掛け合うと、やはり暖かで元気づけられます。
(登っているときは息もたえだえに言ったり言えなかったりもしましたが…。)


けっこうきつい!と疲れたところに見えた看板が(4/40)であり、まだ10分の1、と思ったときは気が遠くなる思いでした。千日分はやはり伊達じゃない。
明智光秀も、戦勝祈願のために愛宕神社に参蘢したそうで、この道を登っていったのでしょう。
半分より少し登ったあたりで、京都の夜景が!
そしてところどころで聞こえる子供の泣き声。
これは、「3歳までに千日詣りに行くと一生火事にあわない」という言い伝えがあるそうです。
子供を背負って登る方々、大変でしょうが子供のためと登っているのでしょうね。親の愛情です。
到着したのは3時前。2時に行われる朝御饌祭にはとうとう、というか全く間に合わず…。
北さんや元登山部の高田くんは全然元気なのに、私のためにたくさん休憩をとってもらい、ゆっくり登らせて頂きました。
日ごろの運動不足…すみません、ありがとうございます。
来年体力つけておきますんでできればまた登りたいです。

黒門を抜けて、本殿の門の前で達成感のある北さんと高田君。
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門を抜け、水分を補給したあとも、急な階段が続きます。
やっとのことで本殿へ。たくさんの人で賑わっています。
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ちょうど朝御饌祭が終わりのようでした。
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そしていよいよお参り。
ここまできたという達成感と、こんな深夜に人々で賑わっている違和感。
そして高い山の上部にこのように立派な神社が鎮まっていることに、とても不思議で厳粛な雰囲気を感じました。

本殿の格天井、そして上部には、見事な欄間が並んでおりました。
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ふっと見ると、私たちより一時間半も遅れてのぼり始めたはずの山口さん(北さんと同研究室)が手を合わせてお参りしていました。早い…

そして、一緒に本殿の奥へと。
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日の出を待っているのか、たくさんの人が横になったりして休憩をとっています。
あとで航空写真を見るとわかりましたが、この神社はたいへん奥に深い神社でした。
奥までお参りをすませた後、京都の台所にはほとんど貼られているという「火廼要慎(ひのようじん)」と書かれているお札を手に入れました。
これで家族は千日は火災から守られるでしょう…ありがたいです。

すこしゆったりと休憩をした後4時前から下山。
くだりのなんと楽なことか…。あんなに苦しかった道もすいすいと降りていきます。
すこしずつ明るくなる山の中。
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京都市がきらきらして見えます。
そして、また試峠を越えて、鳥居本まで帰ってきました。
これは帰り道後ろを振り向いたところ。時刻は朝の6時です。
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最後、清涼寺にお参りして、帰路につきました。
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真夜中に、電球のぶらさがった4kmほどの山道をたくさんの人がえんえん粛々と歩いて、お参りする。
今と昔が交叉するような感覚、登るのは大変でしたが、今回とても貴重な体験となりました。
参拝でき、本当によかったです。

行ったことのない方はぜひ千日詣りを体験してみてください!

written by chiba
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No title

更新&いろいろ調べてくれてありがとう!
次は落語「愛宕山」を聞きますか。

No title

あと愛宕山豆知識でいうと、清涼寺建立の際に、愛宕山を中国の仏教の聖地・五台山に見立てたらしい。五台山ほど壮大じゃないけど、ここにも日本人特有の見立てがあるんね。